そして飛行機はとびたったのですの。
関空へとんで、ついでホーチミン、もう一度乗り継いでハノイにいくのですわ。
ホーチミンではたくさんのきかざったおねいちゃんが、ぞろぞろといて、彼女たちは着陸態勢になると、一気に化粧を直したり、眉を描いていたのですが、ホーチミンでは飛行機からターミナルまではバスで、しかもこれがまた大変熱かったもので、みんなメイクがドロドロと流れ出して、周りの異国の方々は、たいそう驚いていらっしゃいました。私?私はワーキングホリデー気分に戻って、65リッターバックパックにウエストポーチでノーメイクですの。バッチリでしたの。
で、ハノイについたら、もう10時。
大変遅い到着だったので、お師匠様がインターネット経由でホテルを予約しておいてくださったのですが、空港には誰も出迎えはなく、仕方ないのでバイクタクシーでフォーチュナホテルというところに向かったのですの。
でもたどり着いたそこは、まるで東京では赤プリ。
バイクタクシーが車寄せに入ってくるなり、ドアボーイが駆け寄ってきて
「May I help you?(そんなかっこでくるんじゃねぇよ。用件聞いてやるから、さっさと言いな)」
と言ったのでした。
でも、私はきちんと予約してございますのよ、といってフロントに歩いていったのですの。すると今度はカウンターにつくなり、おねいさんが後ろの部屋に駆け込んでいって、偉い人を呼んででてきたんですの。その偉い人が、最初に私を見たときの目!さげすんだ目!
本当にそういう目をしたんですの。0.5秒後には普通の顔に戻りましたけど。で、予約しておいたというと、無いと言われ、
予約したプリントアウト下のを見せると、知らんと言われ、よくよく聞くと、フォーチュナホテルというのは2つあり、
「ん、君が行きたいのは、この安いフォーチュナホテルのほうじゃないの?でも遅いからシングル$55でよければ泊めてあげるよ」
と言われたのでした。
ぷんすか。怒って出ていったのはいうまでもありません。予約違いは私のせいかもしれませんが、そんな扱いは心外ですわ。
タクシーを捕まえて、もうひとつのフォーチュナホテルへ。
今度もつくと、従業員が飛び出してきたのですが、今度はちゃんと迎えてくれたのでした。
でもやっぱり手違いで予約は入っていなかったのですが(お師匠様~、あの自信たっぷりのあれはなにだったんですか~?)
でも一泊$10から泊めてくれるというので、部屋を見てそこに泊まることに決めました。
そうして、とりあえず目の前にあったインターネットカフェに飛び込んで、お師匠様に到着あんど生存確認のメールを打って、寝たのは2時の事だったのです・・・。
つづく。
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