MENU

坂東三十三箇所めぐり(一日目)

先週ゆきぴゅーは、パパンの趣味である坂東三十三箇所札所めぐりにつきあって参りましたの。文字通り33ヶ所のお寺さんを、3、4年かけてゆっくり訪ねているパパン、今回は茨城・栃木にあるお寺8ヶ所を一泊二日でまわるというかなり強行軍な計画ですの。朝、落ちあうとA4に印刷された「旅のしおり」をさっそく渡されました。

「今回のお寺さんのひとつは坂東随一の難関なんだ」
「どういう意味ですの?」
「日輪寺っていう21番のお寺が、どうやらすごいところにあるらしい」
「すごいところって?」
「茨城、栃木、福島の県境の山頂で、一番近いインターチェンジからも2時間以上かかるんだ」
「へー」
「途中に有名な袋田の滝があるから行ってみよう」
「はいはい」

ってな感じで一日目がスタート。幸いお天気もよくて絶好のドライブ日和。まずは茨城県土浦市にある清滝寺。数ヶ月前にグルメ隊の取材でしし鍋を食べた石岡市の近くで、特産の柿畑が広がるのどかな里山にありました。近くには小野小町のお墓があるとかで、住職に聞くと「個人宅の敷地でしかも今は入れない」そうな。残念がるパパン。が、今ネットで調べたらどうやら日本各地に墓があるもよう。ナゾだー。

清滝寺
        第26番・清滝寺

お次は30分ほど走ったところにある大御堂。こちらはガマの油で有名な筑波山にあります。これといった特徴がないお寺だったのですが、ご朱印をいただくお部屋に「私は重度のニコチンアレルギーです。喫煙者の方は外でお待ち下さい」という張り紙があって、住職も大変だなーと思いました。お隣に建つ筑波山神社の規模がこれまたすごくてびっくりでした。裏のほうに小さな祠があって通称「出世稲荷」と書いてあったので、ゆきぴゅーはお賽銭を奮発してお参り。
3千年の歴史
        筑波山神社

その日のお昼は筑波山の中腹にある「筑膳」というお店でおいしいお蕎麦。すいていたこともあってか、なんだかとっても居心地がいいお店でございました。

築百年の民家を移築したそう  縁側もあり  天井も素敵
たしか2000円。パパンの財布より アンティークもさりげなく
再び車で走ること30分あまり。お次は第24番札所の楽法寺、通称「雨引観音」。
パパンのしおりによると、このお寺にはクジャクが放し飼いにされてるとか。行ってみるといましたわ、しかも2羽!残念ながら羽根をひろげたところは拝見できずでしたが。

女子トイレから撮影  
      第24番・楽法寺(雨引観音)
クジャクその一 クジャクその2
お次は陶芸の町、益子に移動してその日4つ目のお寺、西明寺。こちらのお寺にあった閻魔堂(えんまどう)の中にある5体の仏像は必見。特に奪衣婆(だついば)の不気味さは子供の頃見ていたらこわくて夜トイレに行けないかもしれません(写真はありません)。
西明寺 中に入ると閻魔大王像があります
       第20番・西明寺                     閻魔堂

益子から笠間に移動してその日最後のお寺、観世音寺へ。途中、益子の陶器通り?で巨大タヌ公を発見!思わず車を停めてしまいました。時間がなかったのでちらっと見ただけで何も買わず。こんどはゆっくり益子焼きを見てみたいと思いました。

巨大タヌ公  住職がお茶を入れてくれるお寺
    実はゆきぴゅー、タヌ公好き              第23番・観世音寺

というわけで、一日目は5ヶ所のお寺を制覇。その日は笠間の老舗ホテル泊で、パパン&ママンと共に夜9時半に床についたゆきぴゅーでしたが、10時前に布団に入るなんて100年ぶりなのでまったく寝付けず、一人薄暗い部屋でTVをつけておりました。雨の2日目につづく。

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • パパン様は良い趣味をお持ちですね。ご両親と札所巡りができるなんてものすごく幸せなことですよ。私の両親は一応健在ですが、超高齢で親子3人で旅行をしたことは生まれてこのかた一度もありません。ゆきぴゅー様は親孝行ですよ。

  • 熊子さんへ

    運転手役を買って出ただけのつもりですが
    少しでも親孝行になっているとしたらうれしいですわ。
    これからも札所めぐりは続きそうですの。

コメントする

目次