今週から第42シリーズが始まった水戸黄門。助さん格さんを演じる俳優さんが交代し、今回はご老公一行が旅に出るいきさつから描かれているので、水戸黄門の原点をあらためて再確認できる内容でした。入浴シーンでおなじみの由美かおるさんは前シリーズの最終回で終わりなのかと思っていたら、第一話で“ゲスト出演”として登場したのですが、これがまたとっても感動的な“引退”が用意されていたのでした。
ある日、クールファイブの前川清さん演じる扇屋さんから「お娟さん(由美かおる)を後妻に欲しい」との相談が黄門様にあります。お娟さんは、はじめは「私もご老公と共に旅に出ます」と言っていましたが黄門様に説得されてついにはその縁談を受けることに。家族同然に長く一緒に暮らしながらも行く末を案じていたお娟さんが幸せになってくれることを切に願う黄門様でしたが、残念ながら祝儀の日を待たずに旅に出ることになってしまいます。江戸を経って数日後のある晩、縁側に座って一人夜空を眺める黄門様の姿がありました。そこへ助さん格さんがやってきて、
「ご老公、どうかなさいましたか」
「・・・ううん、今日はな、お娟の祝儀の夜じゃな」
そう言ってお娟に向けて高砂を口ずさむご老公の姿に思わずもらい泣きですの。
その頃江戸ではお娟さんが美しい白無垢姿で舟に乗ってお嫁入り。20年以上レギュラーを務めた由美かおるさんのしめくくりにふさわしいシーンだったと思います。水戸黄門という国民的長寿番組から由美かおるさんへの、“お疲れ様でした”の花束のような気がしてならなかったゆきぴゅーでした。バトンタッチした雛形あきこちゃん、そして新しい助さん格さんに期待ですわ~
コメント
コメント一覧 (2件)
由美さんの美しさにはいつも感服しておりましたが、そんな粋な引退が用意されていたのですねー。よく中年になってから御姫様の恰好したり祇園で芸者さんの恰好で写真撮影するご婦人を見かけますが、私だったら、由美さんの入浴シーンをとってもらいたいです。首から上だからなんとか持ち堪えられると思ってるのは自分だけですかね。やっぱ気持悪い?
熊子さんへ
>よく中年になってから御姫様の恰好したり祇園で芸者さんの恰好で
>写真撮影するご婦人を見かけますが、私だったら、
>由美さんの入浴シーンをとってもらいたいです。
たしかに東映太秦なんかでそんな楽しい変身処があるといいですわね!