旭川~札幌の移動で特急スーパーカムイに乗りながら、のんきにブログを更新していた頃、まさか2日後に陸路で東京に帰ることになろうとはまったく想像しておりませんでしたわ。そう、原因は今回の爆弾低気圧による大雪ですの。
↑札幌はこんなにいいお天気だったのに・・・・
札幌は13日の日曜日は朝から青空が広がるお天気に恵まれて、翌14日(月)も薄い雲はあるものの日差しが出てキレイな雪景色の動物園撮影ができましたの。ふだんは閉園まで時間の許す限り撮影するのですが、最終日ということと内山先生もお疲れだったのでお昼を食べて少し早めに切り上げました。そしてホテルに向かうタクシーの中でツイッターをのぞくと、東京に大雪が降っているというツイートが続々と入ってくるではありませんか。
「先生、なんか東京が積雪で大変なことになっているみたいですわよ」
「え、そうなの?おい、やだな。飛行機飛ばないなんてことないだろうな」
「ちょっと心配ですわねー」
「こっちは大丈夫でも羽田に着陸出来ないってことがあるからなぁ」
「ホテル戻ったらちゃんと状況調べてみるですわ」
ということでANAのHPをのぞくと、羽田発着便はほとんどが欠航、または運転見合わせ中。わたくしたちが乗るはずの新千歳空港発19:30の便も『欠航』の二文字が!おーまいがーっ!
「セッ、センセイ、大変ですわっ!今日帰れないですわよ!」
「やっぱりな。羽田から飛ばないってことは帰る飛行機もないってことだ」
「はぁ、、、ってか、どうしましょう」
「まぁ、諦めてもう一泊しようや。フロント行って今晩部屋空いているか聞いてごらん」
「あ、あしたは飛びますわよね?」
「どうだろうなぁ~」
「でもこういう時ってどうすればいいんですの?あっそうだ!旅行会社に電話してみますわね」
さっそく今回の旅行を手配したHISに電話すると、
「今回のような天候不良での手配や変更手続きはお客様ご自身でやっていただいております。ANAの電話番号をお伝えしますのでかけてみてください」
というんですの。このあたりから嫌~な予感がしはじめたのですが、案の定こんな状況下でANAの問い合わせ窓口の電話なんぞ繋がるわけがなく、何度かけてもお話中。すると内山先生が、
「そういえば、おれの記憶が確かなら、札幌の駅前にANAの営業所があったぞ!そこに行ってみよう」
というのでホテルを飛び出して南口周辺をうろうろする二人。が、まったくもってANAの看板すら見当たらず、近くのホテルのフロントで聞いたところ昔はあったけれど今は閉鎖して新千歳空港だけになったとのこと。がーん。そこで、札幌駅の中にある旅行代理店にかけこんで聞いてみると、
「この状況ですから今晩飛ばないのであれば、今日ジタバタしても仕方ありません。明日空港に行ってみてはいかがですか?」
との脳天気なアドバイス。嫌~な予感がますます強くなる一方のゆきぴゅーに対して、
「というわけだから明日考えよう。今日はこれでホテルに戻って延泊だ」
とえらくポジティブというか切り替えが早い内山先生。実はわたくし、15日は終日フリーの予定になっていたのですが、16日は朝から外せない仕事が入っていて、なんとしてでも火曜日中には東京に戻っていなくてはいけない身だったのです。果たして明日の便で帰れるのか、、、、???
ホテルに戻る途中、札幌駅構内のみどりの窓口の前を通過する時、ある考えがピコーンとひらめきました。
「先生、先にホテル行ってて下さい!わたくしちょっと用を思い出しました!」
そして、そのままみどりの窓口にかけこみ窓口のおじさんに聞きましたの。
「あのっ!北斗星って今日空席ありますか?!あったとしたら一番安いのでおいくらですの?!」
帰ってきた答えは、
「今日はご存知の通り飛行機が飛ばないんで、さきほどから空席がどんどん無くなってますね。今、残っているのは、、、、えーと。A寝台の2人用の個室で、お値段は東京まで約68000円です」
「ろ、ろくまんはっせんえん?!一人で、ですか?!」
「一室の料金なのでお二人でという意味ですが、お一人様でも若干お安くなるくらいであんまり変わりませんね」
「そうですか、、、、ありがとうございますですの」
さすが憧れの寝台特急北斗星。夢はあっけなく打ち砕かれたのでありました。だって68,000円っていったら、今回の4泊5日朝食付きホテル代&往復航空券より高いですのよー。さすがにそれを編集部がもってくれるとは思えませんの。さぁどうするゆきぴゅー。
つづく。
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