3日もハノイを歩き回ったらいよいよ飽きてきたので4日目は「ハ・ロン湾巡りクルーズツアー」
に申し込んだですわ。
ハ・ロン湾っていうのは、むか~しむか~しからの波の浸食で出来たおもしろい形の岩々が海面からそそり立っているところで、
ベトナムでは一大観光地となっているんですの。
しかぁ~し!ハノイからバスで4時間。田舎のがたがた道であいかわらず運転手はひっきりなしにクラクションを鳴らすので、
おちおち寝ていられないんですのよー。外はどこまでも続く田園風景。水牛とスゲ傘かぶった農家の人々の姿が見られました。
バスの中はほとんどがバックパッカーのみなさんでしたわ。日本人は私ともうひとり女の子がいて、お話をしたらなんと、
かつての私と同じくニュージーランドワーキングホリデーに行っていて、その帰りにマレーシア・タイ・カンボジア・
ベトナムと旅してるたくましー女の子でしたの。
私もワーホリ経験者ですのでしばしニュージーネタで盛り上がった後、しゃべり疲れて寝ていたら急ブレーキで頭を窓にゴン!
と打ってたたき起こされたですわ。
ハ・ロン湾への入り口の港に着いたのですの。
バスを降りてお昼を食べていよいよクルーズです。
といってもあの国で豪華客船クルーズみたいなのを想像したらいけませんのよ。
あぁ~ん。あくまでも漁船、なんですのよ。
あまりのおんぼろさにちょっと心配になってこっそり救命胴衣の在り処を確認したあと、デッキに出て景色を楽しみましたわ。
行ったことはございませんが中国の「桂林」に似た水墨画のような世界でしたの。
湾内のケーブをくぐるとそこは360°岩山に囲まれた、しーんとして、ただ鳥の鳴き声がする静かな場所でしたの。
いゃ~ん。ベトナムにもこんな静かなところがあるのね~とたそがれていましたら、
突然目の前に座っていたヨーロピアンのおねいちゃんがいきなりTシャツとズボンを脱ぎ始めましたの。
な、な、なにをするですの~と思った時には彼女は下着姿で海に飛び込んで、気持ちよさそーに泳ぎながら、くいくいっと指をまげて、
「カモ~ン!」と言うではございませんかっ!
それにつられて3,4人の金髪のおねいちゃんが次々と脱いで海に飛び込んだですわ。
わたくしも一瞬「泳いじゃおうかな」と思いましたが、ワーホリ帰りのジャパニーズちゃんが
「あの人たちってビキニにも見える黒とかグレーの下着つけてんのよねー。だから恥ずかしくないのよ。私のなんてもう見るからにちちばんど!
ってのだからだめー。あーでも気持ちよさそうー」とため息ついて言いましたですの。
こんなことなら水着を持って来ればよかったですわ。私もちちばんどでしたから。じりじりと照りつける日差しを受けながら、ブラ&
ぱんてぃで泳ぐヨーロピアンガール達をうらめしそうに見つめるジャパニーズ2人でしたの...。
古都フエへの旅につづく
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