MENU

津軽海峡線・冬景色Part2

トボトボとみどりの窓口を出てホテルに戻りながらツイッターに、

「飛行機欠航~!?東京に帰れないデスノー?!ガーン(゜ロ゜;」

と投稿すると、天からの声、ではなくお死傷サマからのこんな返信がすぐさまありましたの。

「鐵道でgo!」

くっくっくと笑っている姿が目に浮かびますわ。その後も、やれ函館まで行って青函フェリー経由で青森に渡って高速バスさがせだとかいろいろアドバイスをメール下さるのですが、どうみても半分弟子の不運を楽しんでいるようなメールばっかりなんですの。マジメな話こういう時はどうしたらいいんでしょうとご相談すると、

「ANAに電話が繋がらないんだったら今すぐお前だけでも新千歳空港に行って聞いたほうがいいんじゃね?」

とのこと。そそそ、そうですわよね。とにかくANAの人とお話しなくてはいけませんわよね、というわけで、すでにお部屋でくつろぐ内山先生を置いてわたくし一人で空港に行くことに。エアポートライナーに揺られること約40分で新千歳空港に到着。2011年にリニューアルされたという楽しそ~うなお買い物エリアを横目で見つつ出発ロビーに着くと、そこは「もう一生東京には帰れないんじゃないですの?!」と思うくらいの光景が広がっておりました。人、人、人で大混雑なんですの。ANAのバッチをつけている女性が質問攻めにあっていたので、その列にならんで待ち、ようやくお話する順番が回って来ました。

「今日乗るはずだった19:30の便が欠航なので、明日のどの便でもいいので乗りたいのですが、どうしたらいいんですの?この長い列に並べばいいんですの?」

「いえ、お客様ご自身でパソコンやスマートフォンからANAのホームページにいき、明日以降の便で空いている便を新規で“ご予約”して下さい。ただし決済まではなさらないで下さい。その予約番号と今お持ちのチケットを持って当日来て頂ければ、振り替えの処理をいたしますので」

「なるほど。では明日の空いてる便をネットで予約すれば、お金は特にかからずに乗せてもらえるってことですのね?!」

「そうでございます」

すぐさま内山先生に電話ですの。

「・・・・・とこういうことなので、先生とにかく1分、1秒でも早くパソコンから新規で“予約”してください!それからわたくしのケータイ電池切れでもうヤバイ状態なのでとりあえずいったん電話切りますわね」

「よし、わかった。5分後にまた電話ちょうだい」

(先生、よろしく頼みますですわー!!!)

5分後。祈る気持ちで再びかけ直すと、開口一番、絶望的な言葉が帰ってきましたの。

明日は朝から夜まで満席だよ

「そ、そんなぁ、、、、、、、_| ̄|○」

「明日も泊まらなくちゃいけないってことか」

「あさっての一番早い便って何時ですの?」

「ちょっと待ってよ、、、、えーと新千歳発が7:30で羽田着が9:05だね。お、あさってだと空いているぞ」

(でもわたしの場合その始発便でも間に合わないんですのよね、、、困ったですわー っていうかこんなこと、さっき電話した時にHISで教えてくれてもいいのに、、、もしかしたらその時点では明日の空席がまだあったかもしれないですわ、、、)

とぶつぶつ言ったところで明日も飛行機では帰れないということが決定したわけですから、札幌駅に戻る前に何か甘いものでも食べるですわと、空港内にあったミルキッシモのジェラートを食らうことに。

(あぁこのジェラート、帰りの飛行機を待ってる間に食べる予定だったのに、、、でもおいしいですわ)

甘味を摂取して血糖値が上がったところで帰りの電車に揺られながらひたすら考えていました。

(まだ、明日中に東京に帰る方法はあるはず!!!)

がしかしスマホの電池残量はわずか3%。調べようにも手が出せずのもどかしい時間だったのでありました。

つづく

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • その昔,石垣島に台風で家族と閉じ込められたことがあります.
    JALに電話すると「空港で手続きして下さい」とのご返事.
    「空港でって,外は台風ですよ,台風.わかってます?」
    「でも,空港でしか手続きできませんですの」
    はい,家族に見送られて空港まで車で行きました.
    道路にはバスが斜めになって止まったまま放置されていて,とっても不安でした.
    その後,ホテルと空港での忍耐の日々は今も記憶に残っています.
    日本の北も南も,楽しくもあり,厳しくもあり…ですね (^_^;

  • cattleさんへ

    台風の沖縄でそれは大変でしたわねー
    貴重な体験はいつまでたっても覚えているものですわね。
    ところでJALのおねいさんの口調はゆきぴゅーにちょっと似ていますわね♪

コメントする

目次