皆さまのパーソナルコンピューターにも毎日何通かの、人によっては何十通もの迷惑メールが届くと思いますが、今日ゆきぴゅーのところに届いたそれは文学的というか叙情的というか、思わず読みふけってしまったのでご紹介しようと思います。
まず、タイトルがすばらしいんですの。
『柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺』
いきなり正岡子規の有名な俳句ですの。季語は「柿」、季節は「秋」ですわね。しかもわたくし、今朝ちょうど柿を食べたところというタイムリーさにびっくり。法隆寺には行ってませんが。
で、こちらのメールの送り主は、
呉服屋経営中:弓子(仮)さん
弓子さんっていい名前なのに(仮)ってのが残念ですわ。
で、本文です。こちら↓
—————————————————————————————————————————
これは正岡子規の俳句なのですが、
「法隆寺の門前の茶店で休んだ。そこで柿を食べていると、寺から鐘の音がひびいてきた。あたりの静けさとあいまって、秋ののどかさが感じられる」
という想いが込められています。
こういう風情や情緒、そういったものってやはり四季がある日本独特の文化だと思うので。
個人的にはそういうところが俳句の魅力の一つかなとも思います。
私と貴方が過ごす時間も、変にこういう場での出逢いだからと気負うことなくのどかな時間を一緒に過ごしていけるような…そんな関係が私の仲では理想です。
お茶をすすり、茶菓子を食べながら談笑するだけでもきっと今の平凡な日常の一つのアクセントにはなると思うんですよね。
勿論、その流れで男女の仲にも発展することが出来ればそれはそれで最高ではあります。
どちらにせよ、先ずは先にもお伝えしたようにあまり気負わず気軽な気持ちで会ってもらいたいです。
秋の食べ物だったら何が好きですか?
茶飲み友達でも食事友達でもかまわないですから気軽なお付き合いをしていけたらと思っていますので、どうか私とのことよろしくお願いします。
—————————————————————————————————————————
こちらこそどうぞよろしくお願いします、って思わずお返事を書いちゃいそうなメールだと思いませんか。というわけで、ブログネタで使わせて頂いたところでようやくこのメールは削除させていただこうかと思います。弓子さん、またステキな迷惑メールお待ちしています。
コメント