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お弟子さん時代のゆきぴゅー死亡かるた【せ】

【あ】の次は【い】だろう、と言われるとは思いますが、【せ】に飛びます。なぜならこれがすべてのはじまりだからです。
せ

思い起こせば幾星霜。わたくしはフィリピン セブ島にダイビングに行きました。ライセンスをとってからまだ10本も潜っていない超初心者ダイバーでした。そこで、お仕事で来ていたお死傷サマと出会ったのです。ツアーにはお互い一人で参加していたので必然的にバディーにさせられました(ダイビングは基本2人1組で潜ります)。中性浮力なんぞまったく取れず、潜った瞬間から危なっかしい動きをしていた(らしい)わたくしは、ダイビング中とんでもない行動をとってしまいました。BCDの空気を少し抜こうとボタンを押したのですが、間違えて空気を“入れる”ボタンを押していたのです。すると・・・どうなるかお分かりですわね。ふわっと体が軽くなったかと思ったら急浮上し始めたのです。
学科で習った「急浮上は肺の破裂につながる」というおそろしい言葉がその時脳裏をよぎったのを今でも覚えています。そして「おとうさぁーん、おかあさぁーん!」と心の中で叫びながら走馬灯を見ました(←本当)。
がその時、とっさに足をつかんで助けてくれた人がいました。それがお死傷サマだったのです。
それから約2年後、わたくしは命の恩人の事務所で働くことになりました。

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (5件)

  • どんなにつらい生活でも「一度は失った命ですの」と言う心境だったのですね。

  • とんさんへ

    正確には、失ったではなく失いかけた、ですが(笑)
    あれから走馬灯は見ていません。

  • cattleさんへ

    >でも,運命の出会いの詳細は初めて知りました.

    そうでしたか、、、ちゃんと書いたことなかったかもしれませんわね。
    ボタンの押し間違いで人生が変わりました。

  • 命と引き換えに自由を失われたのですね。その後の日々を歌ったカルタが早く見たいです。

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