ジャケ買いってCDやレコードだけに言う言葉ですの?と思ったら、Wikipediaに、
『ジャケ買い(じゃけがい)とはCD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること』
とあったので、今日はゆきぴゅーが最近ジャケ買いした本のご紹介をします。
『ペコロスの母に会いに行く』です。
本屋さんで見た瞬間、その表紙にビビビときました。車椅子に乗ったおばあちゃんが向かい合っている男の人のハゲ頭の撫でているっていうだけの絵なのですが、あ、これ好きかも!と瞬時に思いました。帯には、62歳の漫画家が描く、認知症の母との可笑しくも切ない日々、とあります。ここまででほぼ購入は決定。
舞台は長崎。ペコロスっていうのはあの小さい玉ねぎのペコロスのことで、著者の岡野雄一さんの頭がペコロスに似ているからなんだとか。で、そのペコロスさんのお母さま、みつえさん(89)は認知症で施設に暮らしています。岡野さんが、お母さんに会いに行って起きたことや感じたことを漫画に描いたものなんですが、このみつえさんが、小さくてまるくてとってもかわいらしいのです。きっと実際は認知症の方のお世話って相当大変なんだとは思うのですが、こうやって面白可笑しく漫画にできるってすばらしいことだと思うし、うらやましく思いました。
みつえさんの前にだけ現れる死んだお父ちゃんとの会話が切なくてきゅーんとなります。来年は映画化もされるそうです。ぜひ機会があったら読んでみてくださいませね。
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