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信州スイッチバック号と583系寝台列車の旅(後半の後編)

直江津駅を出発した583系は3時間弱で新潟駅に到着。ここで全員改札を出て23時過ぎまでフリータイムですの。ちなみに車両はいったん車庫に入るらしく、居座ることはできませんでした。
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新潟到着19:24

夜の新潟の街に散ってゆく150名のツアー客。時間も時間なので居酒屋へ直行した人が多かったと思いますが、なかにはさらに電車に乗ってどっかまで行って帰ってきた人もいたそうで。どんだけ乗り鉄なんだ!ゆきぴゅー&カンタ組はというと、「まずはお風呂に入りたいですわね」ということで銭湯に行くことに。スマホで調べると新潟駅から徒歩7分のところに『みどり湯』というお風呂があるらしいので向かいました。が!行けども行けどもさっぱり見当たらず。おかしいですわねーこの辺りのはずなんだけど、とコンビニに寄って聞いてみると、なんと駅をはさんで反対側ですと!万代口と南口を間違えていたですの。あるはずないですわーがっくし。

「じゃ、タクシー乗る?」

という安易な考えの小5の意見は無視して、徒歩で駅の反対側をめざしました。だって時間はたっぷりあるんですからー!30分くらい歩きまわった末にようやく『みどり湯』に到着。

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昔ながらの正統派な街の銭湯『みどり湯』

リュックサックからパンツとタオルを出してカンタに渡して、25分後に集合だよと言って、番頭のばーちゃんに「あの子をよろしくお願いします(見ていてあげてください)」と目で訴えると、「だいじょうぶだぁ~」と志村けんみたいな返事が帰ってきたのがおもしろかったです。

お風呂に入ってさっぱりとしたところで、次に向かったのが『三吉屋(さんきちや)』というラーメン屋さん。これもスマホでチェックしておいたお店で、どうやら新潟の老舗ラーメン屋さんのようです。食べてみると細ちぢれ麺で超あっさりスープ。まさに呑んだあとの一杯にぴったりな感じのラーメンでした。わたくしはふだんパンチの効いたラーメンしか食べないからこういうラーメンはとっても新鮮なんですの。カンタはチャーシュー麺をぺろりと完食。

ラーメンを食べ終えて店を出たのが22時。さぁて、あと約1時間何しよう?と駅に向かって歩いたのですが、行くアテもないので駅前のロイヤルホストに入って時間をつぶすことにしましたの。女友達何人かいたらおしゃべりしてあっという間に1時間なんて過ぎるものですが、今回の連れは若干10歳。ふだんならもう寝ている時間なので、ドリンクバーのカルピスを飲みながら次第に目がうつろになっていき、
「ゆきぴゅー、ボクもう眠い、、、」
と目をこすりはじめましたの。早朝からハイテンションで過ごした1日でしたもの、仕方ないですわ。とはいえ、このまま店内で眠られてしまったら、おぶって電車まで運ぶのは無理なので、なんとか起きていてもらわねばと駅名クイズなどをして遊びました。がんばって睡魔と戦ってもらっていたら集合時間になったので改札前に向かいました。電車に乗れるとなると再び水を得た魚のように元気になるところが生粋の鉄ですの。

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再び583系に乗り込みます。車中泊となる今宵がこの旅のメインイベント。

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無事に全員集合して、いよいよ東京に向けて出発ですの(23:30)
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↑ホームでカメラを構える撮り鉄さん達の数に注目ですの。

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上段に“城“を確保して満足満足。

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寝台下段に横たわりながら撮影。そのうち就寝。
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目が覚めたら越後湯沢だった。(今あらためて旅のしおりを見てびっくり!ここでは50分停車していたらしい)

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次に目が覚めた時はすでに高崎。

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上段のカンタを起こして降りてこさせた時には夜が明けてた。大宮あたり。

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終点の八王子駅に到着(7:27)別れを惜しんで記念撮影する人でごった返すホーム。


現代の車両と並ぶと、そのレトロっぷりが際立ちます。

こうして『信州スイッチバック号と583系寝台列車の旅』が終わりましたの。23時間乗りっぱなしと言われて最初は「だ、だいじょうぶですの???」とビビっていましたが、太平洋側から日本海側への日本縦断でさまざまな景色を堪能できたこと、知らない人同士だったけどアットホームな雰囲気の中で事故やトラブルもなく旅が進行していったこと、乗務員さん他とてもよくしてくださって至れり尽くせりの旅だったおかげで、鉄分微量のわたくしでもかな~り楽しめたツアーでした。

で、ですね。わたくしこのツアーで何が一番びっくりしたかって、通過する駅通過する駅、あちこちで撮り鉄さんが待ち構えていたことですの。時刻表に載っていない臨時列車なのに、皆さん一体どこで知るデスのー?と不思議がっていたら、カンタがひとこと「鉄の情報サイトだよ」と。日本海側を走っている時に、トンネル上の岸壁の上に三脚立てて撮っている人の姿が見えましたもの。その時間に臨時列車が通ると知っていなければ絶対にあんなところからカメラを向けないはず。そんなめずらしい列車に乗れたことはとてもラッキーだったと思います。行ってよかった!人生初の寝台列車旅行バンザーイ!

~おまけ~
八王子駅に朝7時半に到着した日曜日。それからどうしたかというと東京都日野市にある京王れーるランドに行きました。大変お疲れさまでした(>自分)。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • かんたくんの笑顔はいつも最高にすてきです。
    ゆきぴゅーさんのエスコートのおかげでしょうか?
    また新たな旅のきろくを読ませてくださいね。
    たのしみにしています。

  • なんと楽しい鉄旅でありました。美味しそうなお弁当に三段ベット!鉄子ではない私でも、本当にわくわくして読ましていただきました。ゆきぴゅーさん、かんた君ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

  • とんさんへ

    ぜひまた鉄旅に出かけたいと思いますわ~
    いつもコメントありがとうございます。

  • 熊子さんへ

    楽しんで頂けてよかったですわ。
    鉄でない方に楽しんで頂けないと意味ありませんから
    うれしいお言葉でしたわー

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